世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる
山の奥にも には場所を表す格助詞もは並列を表す係助詞.
世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる. 思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり. 83 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる. 思ひわび さてもいのちは あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり おも うきにたへぬは なみだなりけり.
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる. 82 思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり. 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる.
93 世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ あまの小舟の 綱手かなしも ヨノナカワ ツネニモガモナ ナギサコグ アマノオブネノ ツナデカナシモ. 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥 にも. 82 思ひわびさても命はあるものを 憂きに堪へぬは涙なりけり 道因法師 83 世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる 皇太后宮大夫俊成 84 ながらへばまたこの頃やしのばれむ 憂しと見し世ぞ今は恋しき 藤原清輔朝臣.
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる. 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき. 84 ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき.
思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり. ながらへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき. 082 思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり 道因法師 083 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる皇太后宮大夫俊成 084 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき藤原清輔朝臣.
思ひ入る 思い込む入るには山に入る意味が重ねられている. 思ひわびさても命はあるものをうきにたへぬは涙なりけり 道因法師 83 世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる 皇太后宮大夫藤原俊成 84 長らへばまたこの頃やしのばれむうしと見し世ぞ今は恋しき 藤原清輔朝臣 85. 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる.