世をうぢ山と人はいふなり
わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり.
世をうぢ山と人はいふなり. 世 よ の 中 なか は. 10 これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関. 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身よにふる ながめせしまに.
世をうぢ山と うぢは宇治現在の京都府宇治市と憂しの掛詞となっています憂しはつらいとか情けないなどの意味です 人はいふなり 人は世間一般の人のこと. 我が庵は 都のたつみ しかぞ住む世を宇治山と 人は言ふなり わがいほおは みやこのたつみ しかぞすむよをうぢやまと ひとはいふうなり 現代語訳. 8 我が庵は 都のたつみ しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり.
すゑの世に あさはあとなく なり. 蜀山狂歌の名作と誉れ高い一首です 風流はただ何事も茶でくらす世をうぢ山と人はいふなり 茶と鹿で喜撰たびたび寝そびれる 江戸ならば深川辺に喜撰住み. みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに みだれそめ.
9 花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに. 009 衣通 そとほり の歌の流義にをのづからうつりにけりな女どしゆへ. 2001年2月10日配信No015 今回の歌 わが庵いほは 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり 喜撰法師8番 古今集雑下983 毎日忙しく働いているビジネスマンや休みがない家庭の主婦 などなど世の中不況だというのに日々に追われてなかなか満ち 足りた気分など.
朝 あさ ぼらけ 宇治 うぢ. 92 わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし. わがいおはみやこのたつみしかぞすむよをうぢやまとひとはいふなり わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人は言ふなり はなのいろはうつりにけりないたづらにわがみよにふるながめせしまに 花の色は.
8 わが庵は 都の辰巳 しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり ワガイオワ ミヤコノタツミ シカゾスム ヨオウジヤマト ヒトワユーナリ.